中性子望遠鏡の建設風景

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00中性子望遠鏡の小屋。 部屋が2つあり西側の部屋に中性子望遠鏡、東側の部屋に理化学研究所 の中性子モニターが置かれた。

01初めに装置をの配置、方向を決めるたの測量を行なった。

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02荷物到着。 観測装置、作業用ツールのほとんどは日本から 送られる。 約半年前から必要な物資の調達を始め複雑な税関手続きを 経た後、 横浜から船、鉄道、トラックと乗り継ぎ一カ月がかりで 羊八井に到着した。

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10いよいよ仕事がはじまるな〜。

11装置の動作チェックとキャリブレーション。左は比例係数管、ここまで届くまで にいろいろアクシデントがあったそうだが、比例係数管に関しては2 45本全て無事で あった。

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12机と椅子だけなかなか届かなかった。仕方なく木箱の蓋を机にしてデータ 収集系の準備を始めた。

20電源は、数キロ離れた地熱発電所から送られてくる。 しかし、 電圧値や安定性、ノイズ等の問題があるのでそのまま使用することはできない。 写真は、100 Vの安定な電源を得るために取り付けたトランスとUPS。

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30鉄板ひきと架台の組み立て。

31この作業は全て人力。 チベットグループのメンバーに加え 理研の人達にも手伝ってもらいました。 標高4300 mの 高地で100 kgの鉄骨を組み上げるのはつらい。

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32ほんましんどいで〜。

33最後の仕上げ。

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341日かかって完成!

35シンチレーションカウンター。 各カウンターの中には厚さ40 センチメートル 、 面積 1 平米のプラスチックシンチレータが入っている。中性子がこ の中で 陽子を叩き出す。 陽子は、電荷を持っているのでシンチレーション光を発する。 カウンターの一番上には 光電子増倍管があり、光を検 出する。

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36荷電粒子除去用の比例係数管を側面に取り付けひと段落。 とりあえず 記念写真。

40最後の難所。 到来方向、エネルギー測定用の比例係数管と木材の設置。

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50外にはミュー粒子観測用のシンチレーションカウンターも設置した。

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60 完成! これはデータ収集システム。

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61これは電源

62中性子望遠鏡の外観。 約1カ月の作業でした。