- 学会発表 (2026年3月24日)
- 日本物理学会でM1の竹山君が研究報告。
- 「大規模空気シャワーアレイのための分散型データ収集システムの研究」
- 竹山祐希, 大西宗博, 片寄祐作, 川田和正 (日本物理学会、2026年春季大会、9月24日、24aW2-10 オンライン)
- 概要: 我々は、Sub-PeVからPeV領域における宇宙ガンマ線の高精度観測を目指し、約1 km²の観測面積に千台以上の地表空気シャワー検出器を配置する大規模検出器アレイの構築を検討している。データ収集においては、Tibet ASγ実験やALPACA実験と同様に一か所へ集約する収集システムを採用した場合、トリガー頻度の増大や長尺ケーブルによる信号減衰が課題となる。これらの解決のため、検出器アレイを複数の小アレイに分割する、「分散型データ収集システム」を検討した。 本研究では、30m間隔に検出器を配置した大規模アレイを9分割し、各小アレイが独立にデータ収集を行うと同時に、アレイ間を1ナノ秒以下で時刻同期することを仮定 したモンテカルロシミュレーションにより分散型データ収集システムによるアレイ性能を評価した結果、特に10TeV以下のガンマ線の検出効率が、アレイ分割の影響で低下することを確認した。この問題の解決のため、境界線付近の検出器の感度を大きくする重みづけを行ったところ、効率の改善が見込めることが分かった。 また、各小アレイで収集したデータを統合してガンマ線の到来方向を計算すると、100 TeVガンマ線に対して、約0.5°の角度分解能で到来方向推定が可能であることが確認できた。















「高エネルギー宇宙線の太陽の影と太陽磁場の研究」