宇宙線物理学研究室

25年度提供テーマ

研究内容
(1)FPGAを利用したCAMACコントローラーの開発 / Key word: デジタル電子回路開発、実験、ハードウェア開発、FPGA、CAMAC規格、verilog 言語
(2) 有限要素法を使った二次元拡散方程式の数値計算手法の調査と開発 / Key word: 文献調査、数値計算プログラム開発、有限要素法、二次元拡散方程式、Python
(3) ペルチェ素子を使った霧箱型放射線検出器の開発 / Key word: 検出器開発、測定実験文、放射線、霧箱、ペルチェ素子
(4) 宇宙線空気シャワー中の中性子強度の計算とその測定方法の調査 / Key word: 文献調査、モンテカルロシミュレーション、空気シャワー、高速中性子、CORSIKAコード、Geant4ライブラリ、C++言語、Fortran言語、Linux
(5) 地球-月間の磁場中の荷電粒子の軌跡のシミュレーション / Key word: 文献調査、数値シミュレーション、 物質中の粒子相互作用シミュレータ(Geant4)を利用して、磁場中の宇宙線の軌跡を計算する。 使用するOS、プログラミング言語等:Ubuntu, C++

23年度

テーマ内容
(1) フレネルレンズを利用した放射線検出器用集光器のシミュレーション (文献調査、数値シミュレーション) 物質中の粒子相互作用シミュレータ(Geant4)の光軌跡計算機能を利用して、フレネルレンズの設計を行う。 使用するOS、プログラミング言語等:Ubuntu, C++
(2) 地球-月間の磁場中の荷電粒子の軌跡のシミュレーション (文献調査、数値シミュレーション) 物質中の粒子相互作用シミュレータ(Geant4)を利用して、磁場中の宇宙線の軌跡を計算する。 使用するOS、プログラミング言語等:Ubuntu, C++
(3) 光電子増倍管光センサーの電圧分配回路の製作と性能評価 (電子回路製作、測定実験) 光電子増倍管に電圧を分配するための抵抗、コンデンサーからなる回路を数種類製作し、測定レンジが改善するかを実験で 検証する。
(4) ループアンテナ製作法の調査と製作、性能測定 (文献調査、電子回路製作、測定実験) ループアンテナの動作原理を調査し、自作する。どの程度の感度があるかを実験で調査する。
(5) スパークチェンバ 放射線測定器の製作とこれを用いたミュー粒子測定 (文献調査、放射検出器製作、測定実験)

22年度

1)近傍超新星残骸からの陽子、ガンマ線強度の数値計算(文献調査、数値計算) 昨年度までに開発した粒子伝播プログラムとガンマ線生成計算ライブラリー(GAMERA)を利用して、地球から数百パーセク程度内にある超新星残骸からの陽子スペクトル、ガンマ線スペクトルを計算する。 使用するプログラミング言語:Python
(2) 物質中の粒子相互作用シミュレータ(Geant4)を使用した、水チェレンコフ検出器による粒子弁別法の調査(モンテカルロシミュレーション) 水プール型チェレンコフ検出器に入射した電子、ガンマ線、ミュー粒子が生成する光子とそれらを光電子増倍管で測定したときの光電子時間分布をモンテカルロシミュレータにより計算する。 使用するプログラミング言語:C++
(3) 機械学習を使用した電気パルス識別法の調査 (プログラミング、計算) シンチレータ、水チェレンコフ検出器などの放射線検出器で作られた光子は光電子増倍管で測定されることが多い。光電子増倍管からの出力電気パルス波形を 機械学習アルゴリズムで選別可能かを調べる。 使用するプログラミング言語:Python
(4) 機械学習アルゴリズムの電子回路化 (プログラミング、実験) 昨年度のプレゼンテーション実習で開発した決定木電子回路をFPGA(Field Programable Gate Array)に実装し、性能評価試験を行う、 使用するプログラミング言語:Verilog, Python

21年度

(1) 銀河系からの宇宙線による100TeVガンマ線生成の数値計算(文献調査、計算)
(2) 宇宙線の伝播の計算(文献調査、計算)
(3) ガンマ線バーストモデルの調査(文献調査)
(4) 機械学習を使用した放射線信号識別用電子回路(文献調査、プログラミング)

20年度

パルサー星雲からの高エネルギー電子、ガンマ線強度の数値計算 (キーワード:文献調査、計算ソフトウェアを使った研究)
銀河宇宙線の伝搬の数値計算 (キーワード:文献調査、数値計算、プログラミング)
空気シャワー中の荷電粒子からの制動放射過程による電波の計算 (キーワード:文献調査、数値計算、プログラミング)
放射線検出器用高電圧回路の製作 (キーワード:電子回路製作、実験)